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夜の心臓ブローチa

0円(税込)

心臓のフェルトブローチです。
ネイビーカラーを”夜の心臓”と名付けました。

心臓の形や動脈・静脈をできるだけ造形しながらニードルフェルトでひとつひとつおつくりしています。
貼り箱のボックスにはポーランド語で「心臓ブローチ」「中に入っているカラー」を、英語で「心臓はここに眠る」という文言を入れました。

心臓を作ろうと思ったきっかけは、ショパンの心臓が祖国ポーランド・ワルシャワの教会の柱に入れ込まれているのを知ったことです。ですのでパッケージはこの柱の墓碑をイメージしています。

ショパンは死ぬまで祖国を愛していましたが、ポーランドで十一月蜂起という反乱が起こったことがきっかけとなり、生きているうちに帰ることは叶いませんでした。それゆえフランスのパリに埋葬されましたが、彼を看取った姉が密かに心臓だけをドレスの下に隠し、ポーランドに渡ったとのこと。それは彼の遺言であったとも。
心臓が埋葬されている教会はショパンが子供の頃に家族とよく通った場所だそうです。

心臓を「わたしの心」として捉えることや、死ぬまで休むことなく動き続ける心臓という臓器の機能や不思議さ、神秘性を強く感じて制作に至りました。


サイズ：タテ約7.3cm　ヨコ約4cm　厚み約3.2cm
素材：羊毛,カシミア,本革,ピン

作品の画像は、できるだけ実際の色合いに近づけるようにしておりますが、ご覧のディスプレイによって色の違いが出る場合がありますので、何卒ご了承下さい。